こんにちわ!アキトです。
今回は胡蝶蘭の育て方についてお話ししたいと思います。
なんで胡蝶蘭なのかというと、事務所を開業した時にお祝いで胡蝶蘭を3鉢貰った事がきっかけで育てるようになりました。
胡蝶蘭は花が散ってしまった後も、幹を切れば残った節の部分から新しい幹が生え始め
また花を咲かせてくれるのです。
また綺麗な胡蝶蘭の花を咲かせたいと思い、胡蝶蘭を育てています。
折角、高級な花「胡蝶蘭」を貰ったのなら長く楽しめた方が良いと思います。
きっと、この記事に訪れてくれたという事はそういう気持ちがあってのことだと思います。
今回はそんな胡蝶蘭を長く楽しみたい、苗から育ててみたいと思う方に向けて、私が色々と学んだ胡蝶蘭を育てる上で大切なポイントをご紹介したいと思います。
胡蝶蘭ってどんな花?
まずは胡蝶蘭の事について知ると育てる時のヒントになるのでご紹介したいと思います。
和名:コチョウラン
学名:Phalaenopsis aphrodite
科:ラン科
生息地:東南アジア(台湾、フィリピン)
生息場所:熱帯雨林等
多年の着生植物
コチョウランは湿気が多く気温が高い熱帯雨林に生息している植物で日差しは木々の間からこぼれ入る程度なので直射日光を嫌います。
花言葉:「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」
幸福が飛んでくるという花言葉から、お祝いなどに贈られることが多い植物なのです。
胡蝶蘭の育て方
胡蝶蘭のことについて分かった後は、本題である胡蝶蘭の育て方についてお話ししていきたいと思います。胡蝶蘭を育てる上で大切なポイントを先にお伝えしておきます。
②湿度、温度に気を付ける。
③放っておく位が丁度よい。
①水をあげ過ぎない
胡蝶蘭はお店で買うと10,000円から40,000円が相場といった高級な花である為に胡蝶蘭を育てようと考えると大切に育てなきゃと思い、水をこまめにあげて、肥料も定期的にあげるといった行動をとってしまう方が多く、それが原因で枯らせてしまう人が多い為、育てるのが難しい花だと勘違いしてしまうのです。
実際、胡蝶蘭は何もしない方が綺麗に花を咲かせてくれます。手をかける必要はないのです。水をあげる間隔ですが、これは季節によって異なり、春夏(4月~9月)は10日~14日に一度で良く、秋冬(10月~3月)は月に1度で問題ありません。水をあげなさ過ぎて枯れるという事はありません。逆に水をあげ過ぎて根腐れを起こし枯れてしまうのです。
水をあげる目安としてはミズゴケの表面が乾燥し、鉢裏の底穴からミズゴケを触った時に乾燥していれば水をあげれば良いでしょう。
水をあげるときはたっぷりあげましょう。
②温度、湿度に気を付ける
胡蝶蘭は熱帯雨林に生息していると胡蝶蘭とはの項目でお話した通り、高温多湿を好む植物です。温度は15℃~25℃の環境を好み、湿度は60%~80%の環境が理想です。
温度は冷暖房器具で調整できますが、湿度の調整は難しいですよね。
日本の夏は高温多湿な環境なので、胡蝶蘭にはもってこいなのですが、冬は気温が下がり乾燥するので胡蝶蘭には厳しい環境になります。冬は暖房器具の直風は避け、加湿器などで加湿して胡蝶蘭によい環境を作ってあげましょう。加湿器がない場合は胡蝶蘭の葉に霧吹きなので一日数回水分を吹き付けてあげましょう。
温度が低いと枝や葉、花が成長しないので、寒い時期に花を育てたいときは温度を20度から25度に保ち、水分が枝や蕾にいきわたる様に10日から2週間間隔でみ水をあげなければなりません。冬の時期は温度の他に湿度も注意しなければならないので、一日数回の霧吹きや加湿器などによる湿度のコントロールも必要です。
また、部屋を暖かくして湿度管理を行っていても根がしっかり育っていて栄養を蓄えていないと水分を枝や根に送る力がないので蕾の時点で枯れてしまう為、注意が必要です。
胡蝶蘭は10月~3月の寒い間に根を成長させる時期とされています。暖かくない分、水を多くあげると根腐れしてしまうので、あえて水をあげないでいると根が少しでも水分を吸収しようと成長を始めます。根が十分に育った4月~10月の間に水分や肥料を与えると葉や枝に栄養を蓄え成長し綺麗な花が咲く時期となります。
③放っておく位が丁度よい。
色々と育て方をお話しましたが、一番いいのは胡蝶蘭は放っておくのが一番いいようです。
胡蝶蘭だからといって構える必要はなく、水やりはミズゴケや土が乾いたら、たっぷりあげる。これだけ守れば枯れることなく咲いてくれます。
元々、胡蝶蘭は環境適用能力が高い花なので、熱ければ熱い環境に適応し、寒ければ寒い環境に適応します。逆に環境をころころ変える方が、胡蝶蘭にとってはストレスになるので一度決めた場所から移動させない。移動させるにしても環境ががらっと変わるような場所には移動させないというのが大切です。
置く場所ですが、胡蝶蘭は熱帯雨林に生息しているので、周りに木や葉が生い茂った環境で育っています。なので直射日光は避け、カーテン越しに太陽の光が入ってくるぐらいで十分です。
胡蝶蘭は新聞の文字ぐらいの大きさがギリギリ読めるぐらいの明るさでも光合成ができるので日光があまり当たらなくても育つことは可能です。
胡蝶蘭が光合成をしているかしていないかの判断方法は、多くの光を浴びている葉は薄い緑色をしており、あまり日を浴びていない葉は濃い緑色をしているというところから判断することが出来ます。
葉が濃い色をしていたら少し日光が当たる場所にいどうさせてあげるとよいでしょう。
番外編①:植え替え方法
胡蝶蘭を貰うと大きな鉢に3つぐらいのプラスチック製のポットで根が収められています。ポットのまま育てるのもいいのですが、一部根が腐ってしまったりしている場合が多いので、植え替えをして腐った根を取り除き新しい根が成長しやすい状態にしてあげると長く胡蝶蘭を育てることが出来ます。
胡蝶蘭を植え替える理想の時期は4月~5月です。4月~5月は暖かくなり根や葉が一番育ちやすい時期なので胡蝶蘭にあまり負担をかけずに植え替える事が可能です。
植え替える方法としては2通りの方法があります。
①素焼きの鉢とミズゴケ
引用:所沢植木鉢センター
初心者の方にお勧めなのは素焼きの鉢とミズゴケです。素焼きの鉢は通気性が良く水分の蒸発が速いので根腐れ防止になり水分管理が容易である為、扱いやすい鉢です。デメリットは根の内部が見えないので水分がどれだけあるのか、根の状態が確認できないところです。
ミズゴケは通気性もよく保水性にも優れているので扱いやすいのが特徴ですが、水を与えすぎると保水性が良い分、根腐れを起こしてしまうので注意が必要です。
引用:ガーデニングライフ
素焼きの植木鉢とミズゴケで植え替える方法としては一般的な胡蝶蘭の場合、鉢の大きさは5号から6号ぐらいが良いです。ミズゴケはホームセンターで600円前後で販売しています。
ミズゴケは乾燥された状態で販売されているので、バケツに水を入れてその中にミズゴケをいれて水分を含ませてから使用します。水が垂れない程度に絞って胡蝶蘭の根の周りや根の奥にに包むようにミズゴケを巻いて植木鉢に移せば問題ありません。
その際に黒く根腐れしてしまっている根ははさみなどで切ってしまいましょう。
②ポリポットとバークチップ
ポリポッドで育てる場合はバークチップと組み合わせをお勧めします。ミズゴケでも良いのですが、ポリポッドは通気性があまりよくないのでいくらミズゴケも通気性に富んでいるといわれても、バークチップほどではないので根腐れしてしまう可能性が高くなります。
ポリポッドで育てるメリットは根の状態が透明なので見れる為、根が乾いているか湿っているかの判断がつき易いのと、胡蝶蘭は葉意外にも根からも光合成すると言われているので透明なポリポットを使えば根からの光合成も期待できます。
ポリポットのデメリットはやはり通気性の悪さです。ポリポッドで育てるのは中級者から上級者向けなので素焼き鉢とミズゴケで慣れた後にポリポッドで育ててみては如何でしょうか。
ポリポッドでの植え替え方法は貰ったり購入した胡蝶蘭は元々ポリポッドに入っていますが、ポリポッドのサイドから切れ目を入れて中の根を出してしまいましょう。
ミズゴケで根を覆ってある場合はすべて外してしまい、腐ってしまっている根を切り、バークチップを根の中や周りに巻いて新しいポリポッドに入れて水をあげましょう。
バークチップには大きさがあり3Sか2Sぐらいの大きさが丁度いいと思います。
番外編②:肥料のあげ方
引用:ハイポネックスHP
綺麗な花を咲かせようとすると肥料は欠かせないものとなってきますが、貰った胡蝶蘭をもう一度だけ咲かせたいという方は肥料は必要ないと思います。肥料をあげると逆に枯れてしまう場合もあるのでリスクが大きくなります。
肥料をあげる場合は何度も奇麗に花を咲かせたいという方だけ肥料を与えればよいと思います。与え方は4月~10月の暖かい時期に水を上がるタイミングであげればよいと思います。
胡蝶蘭は15℃を下回る温度の時はほとんど肥料を吸い上げません。その為に根元に貯まって根腐れを起こしてしまう可能性が高くなるのです。
なので10月~3月の間で15℃を下回る温度の時は肥料を与える必要はありません。
肥料を与える注意点としては通常の液体ハイポネックスは1000倍に薄めて洋ランに与えてくださいと記載がありますが、実際は3000倍に薄めて使用するぐらいが丁度よいそうです。
また、肥料を与える際は水やりをする水に薄めた肥料を入れて一緒にあげるのですが、3回に一度肥料を入れていいない水をたっぷりあげて根に残っている肥料を洗い流してあげると良いと思います。
胡蝶蘭育成日記1日目
前置きが長くなりましたが、今私が育てている胡蝶蘭についてお話ししたいと思います。
胡蝶蘭を貰ったのが2017年8月で花が枯れてしまったのは9月の下旬です。そこから素焼きの鉢とミズゴケに植え替えて育て始めて現在に至ります。
もう一度、花を楽しみたい場合には2つのやり方があり、一つ目は枝を根元から切ってしまうやり方です。根元から切ると胡蝶蘭の球根に栄養分が多く蓄えられ負担も減るので何度も花を咲かせることができると言われています。
2つ目のやり方は咲き終わった枝には節があり、根元から3番目の節の少し上から枝を切り落とします。すると上の写真の様に3番目の節から新しい枝が生えてまた花を咲かせてくれます。こちらのやり方の方が早く花が咲くの良いのですが、何度も咲かせようとすると球根に負担がかかるのでお勧めできません。
そして、この2つ目の方法で私が失敗してしまったのは、植え替える時期でした。
先ほどから植え替えは4月から5月に行った方が良いとお伝えしたのですが、その時の私は勉強不足でそのことを知らず、9月に植え替えをしてしまいました。
まだ9月10月は暖かいからよかったのですが、11月~1月とかなり冷え込み根の成長が止まってしまったのです。温度は18℃を保つようにしていたので、すくすくと育ってくれたのですが、つぼみが付き始めた12月~1月の時期に折角付き始めたつぼみがすべて落ちてしまったのです。。。その写真が下の写真です。
実に無残です。。。折角ここまで育てたのになんでなんだと思い、原因をネットで調べたのですがいい回答が出なかったので、やっぱりこれはプロに直接聞こうと車で座間洋ランセンターに行って話を聞いてきました。
この座間洋ランセンターさんは農林水産大臣賞を受賞した胡蝶蘭を育てているセンターです。
そしてここの専務の方がすごーく胡蝶蘭に詳しい方で、私の胡蝶蘭がこうなってしまった原因を聞くと優しく丁寧に教えてくださいました。それをまとめると下の様になります。
②根の成長が不十分だった。
葉は枚数が多く緑色をした胡蝶蘭の方が栄養を多く蓄えており、何度も花を咲かせてくれる力が備わっているそうです。葉は上の方から若い葉で下の方から古い葉になります。
花や幹にに栄養がいきわたっていないと古い葉から黄色くなり枯れ始めてしまうそうなので下のが黄色くなってきた場合は栄養不足を疑った方がいいと思います。
根の健康さを見分ける方法は緑色をしていると健康な根だそうです。
この2点を踏まえた上で胡蝶蘭を選ぶと良いそうです。ちなみに、このの立派な胡蝶蘭がなんと980円で買えてしまいました!凄く安くてびっくりしました。胡蝶蘭に対する愛がいっぱい感じられる専務に会いに座間洋ランセンターに行かれてみては如何でしょうか。
詳細を以下に明記しておきます。
有限会社座間洋らんセンター
TEL.046-251-3428
FAX.046-257-1187
営業時間 9:00-17:00(水曜日定休)
〒252-0013神奈川県座間市栗原947
HP:http://zamaorchids.sakura.ne.jp/koutuu.html
まとめ
今回は胡蝶蘭の育て方と今私が育てている胡蝶蘭についてお話しさせて頂きました。
最終確認ですが、胡蝶蘭を育てる上で大切なことはこれだけです。
①水をあげ過ぎない。
②湿度、温度に気を付ける。
③放っておく位が丁度よい。
この3つを守れば綺麗な花を咲かせてくれると思います。しかしそうはいっても胡蝶蘭はとても奥の深い植物です。試行錯誤をしながら育てるのもとても楽しいと思います。
これからも胡蝶蘭育成日記は続けて行こうと思っています。
The person who wrote this article
- 初めましてアキトです。10年間ヲタクの世界に入り、モテるとは無縁の日常をすごしていました。そんな私も一念発起してモテる男になるために自分磨きを行い、今では人並みに恋人もできる様になりました。そんな経験を私と同じ様に悩んでる男性の役に立てばとこのブログを立ち上げました。
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